の課題に
応える農学部

学部紹介シリーズ第1回となる今回は、
2020年4月にスタートした農学部の使命と、
それを実践するための
教育、研究、社会貢献などの取り組みを
ご紹介します。

食と農の課題へのアプローチ

暮らしから社会、地球環境まで。
多様な食と農の課題に、農学の基礎と4学科の
専門性を発揮し取り組んでいます。

食と農の課題へのアプローチ 食と農の課題へのアプローチ

先端アグリ研究所

食と農に関する先端研究の推進および地域社会への貢献を目的として学部開設と同時に立ち上げました。農学、工学、情報科学、社会科学および関連領域において、学内外の機関との連携の拠点として機能することを目指します。毎月開催する「摂大農学セミナー」をはじめ、研究シーズ集の発行など多彩な活動を通して社会に寄与していきます。

すももサイダー
地域

すももサイダー開発
プロジェクト

地域農業の6次産業化に学生が奮闘
4学科の総合力を
発揮し地域と連携

  • プロジェクトを指導した山田教授(写真左)と参加した農学部の学生団体「農業研究会」「Food Innovating Team」のメンバーたち
    プロジェクトを指導した山田教授(写真左)と参加した農学部の学生団体「農業研究会」「Food Innovating Team」のメンバーたち
  • 枚方市の名産「杉すもも」の課題

    枚方市杉北町では明治後期より日本すももの在来種が栽培され、大正時代には産地として広く知られるようになりました。昭和に入り終戦後からは、山地を開墾、造成して杉すももの生産団地作りに取り組み、最盛期には14軒の農家が生産組合を結成するに至りました。
    しかし、高齢化などにより徐々に生産者・生産量が減少。地域の資産である特産品を守り伝えるためには、地域振興および農業振興に結び付く新たな取り組みが課題となっていました。

  • 枚方市・産地と連携し取り組んだ6次産業化

    昨年3月に枚方市と締結した連携協定に基づき、本学農学部は枚方市と山口農園(枚方市杉北町)と連携し、すももの6次産業化に取り組みました(連携協定については本誌P6に記事掲載)。枚方市からの要請に応えて、農学部内でプロジェクトを立ち上げ、すももを使用したサイダーを開発。昨年末までに約1万本を製造しました。

    注目される農業の6次産業化

    農業の6次産業化とは、1次産業としての生産に、2次産業としての加工、3次産業としての販売を取り込むことで、地域資源を活用して新たな付加価値を生み出し、生産地を活性化する取り組みです。

  • 4学科の総合力を発揮

    開発には、山田徳広教授(食品栄養学科)の指導の下、本学部有志学生約40人が参加し、収穫から種取り・搾汁、レシピ考案、試作、ラベルデザインまでを手掛けました。香料・着色料を使用せず、すもも本来の味わいを活かしたことが特長。搾汁前に電子レンジで酵素の働きを止めることで、鮮やかなピンク色を引き出しています。一連の工程が生きた学びの機会になるとともに、4学科それぞれの日頃の成果が総合力として発揮された、本学部ならではのプロジェクトとなりました。
    完成した商品は学内コンビニエンスストアで販売しているほか、枚方市のふるさと納税返礼品としても採用されています。

  • すももの収穫(6月下旬から7月下旬)
    すももの収穫
    (6月下旬から7月下旬)
    一つずつ丁寧に手作業で行う種取りの工程
    一つずつ丁寧に手作業で行う
    種取りの工程
半円

実社会の課題に応えるイノベーションを創造
研究NOW

OPEN

  • 環境

    侵入害虫と闘う

    Point

    • 農薬を使わず害虫を防除
    • 害虫の生態を分子レベルで解明し応用
    石川 幸男 教授

    農業生産学科

    石川 幸男 教授

    海外から侵入し人に脅威を与えるのは、新型コロナウイルスだけではありません。作物を食い荒らす害虫も絶えず侵入してくるため、警戒と早期防除が欠かせません。ツマジロクサヨトウというトウモロコシの害虫が、本来の生息場所であったアメリカ大陸から急激にその分布を拡大し、日本に毎年やってくるようになっています。私は、この虫のメスがオスを遠くから呼び寄せるために使う「性フェロモン」の化学合成品を使って、日本へ侵入してきた個体をいち早く検出する手法について研究しています。

    2021年度日本農学賞・読売農学賞を受賞

    受賞論文は「害虫防除に向けたガ類の性フェロモンにおける分子基盤研究と新規生殖操作・配偶行動の発見」。日本農学賞は、日本の農学研究者間における最高の栄誉とされています。

    イメージ

    【キーワード解説】

    【農薬を使わない害虫防除】
    害虫の交尾を阻害し次世代の発生を抑える合成性フェロモンは、益虫や他の生物への悪影響がなく、農薬に頼らない防除方法として注目されている。

  • 環境

    から人と動物を
    健康に

    Point

    • 国内屈指のデータベースを確立し、腸内細菌
      叢検査サービス「Flora Scan」を社会実装
    • 一般利用可能な「Flora Scan」に、
      大学発ベンチャー「FloraDiscovery」の
      解析技術が貢献
    井上 亮  教授

    応用生物科学科

    井上 亮 教授

    古代ギリシャの医師で現代医学の父ともいわれるヒポクラテスは、「すべての病気は腸から始まる」という言葉を残しています。遠い昔に残されたこの言葉が、現代の最新科学によって証明されようとしています。我々人を含む動物の腸には1000種類にも及ぶ細菌が棲んでいて、我々の食事・運動など生活習慣に応じて腸の中で陣取り合戦をしています。近年の研究で、腸の中で悪い細菌が良い細菌よりも優位になると、お腹の病気だけではなく、こころの病気、生活習慣病、アレルギーなどさまざまな病気のリスクが高まることが分かってきました。この腸内の細菌は当然、我々ヒトだけではなくて、ペットや家畜などの動物の健康や病気にも深く関わっています。
    私の研究室では、腸、特に腸内に棲む細菌の役割を調べたり、良い細菌を増やす方法を探索したりすることで、腸から人や動物を健康にするべく日々研究を行っています。これらの研究を基に、産学連携で「Flora Scan(フローラスキャン)」を社会実装しました。その解析に本学発ベンチャー企業「FloraDiscovery(フローラディスカバリー)」の技術が活用されています。

  • 健康

    ポリフェノール疾病予防

    Point

    • 疾病予防を目指したポリフェノールの
      機能性研究
    • 日本人のポリフェノール摂取状況について調査
    岸本 良美  准教授

    食品栄養学科

    岸本 良美 准教授

    食品には栄養素とともに、多くの有益な生理機能を持つ成分が含まれています。私はその中でも『ポリフェノール』と呼ばれる成分に着目し研究しています。ポリフェノールには、血中の脂質の酸化を抑えたり、血管の機能を改善したりといった動脈硬化予防につながる多面的な機能があり、どのようなメカニズムで作用するのか、培養細胞などを使って詳細に検討しています。
    一方で、日本人が何から、どのくらいポリフェノールを摂取しているかについて、食品中のポリフェノール量のデータベースを作り調査したところ、コーヒーと緑茶が2大摂取源で、約8割が飲料由来であり、年齢が高いほど摂取量が多く、季節差があることが分かりました。さらに、健診受診者や地域住民を対象とした疫学研究で、ポリフェノールの摂取量が多い群では、酸化ストレスの指標が低いことや、全死亡ならびに冠動脈疾患死亡のリスクが低下していたことが明らかになりました。
    ポリフェノールをはじめ食品の機能性研究を通じて、人々の健康増進に資するとともに、学生の食や科学への興味関心の向上にも貢献できればと願っています。

    【キーワード解説】

    【機能性食品成分ポリフェノールの動脈硬化予防作用】
    ポリフェノールは植物性食品に広く含まれる成分。基礎・臨床・疫学研究が進んでおり、動脈硬化などの慢性疾患の予防につながることが期待されている。

  • 環境

    スパイスでつなぐ
    暮らしの向上と生態系保全

    Point

    • 「ヒトvs自然」ではなく「ヒトも自然も」
    • 在来農耕などの知恵=在来知を
      活かした地域開発
    田中 樹 教授

    食農ビジネス学科

    田中 樹 教授

    アフリカ大陸東部に位置するタンザニア東部のウルグル山域は、アフリカ有数の生物多様性のホットスポットです。そこに住む人々は、焼畑からの穀作物や野菜、屋敷林からのバナナや果物などで生計を維持しています。現地政府は森林保護区を設け、人々は暮らしのため農地を拡大しようとします。これは、地域開発の現場でよく見る「ヒトVS自然」の構図で、解決の糸口を見つけるのは容易ではありません。私の研究は、これとは異なる「ヒトも自然も」―すなわち、暮らしと生態系保全の両立―を可能にする新たな地域開発のアプローチの形成とその実践展開です。

    ウルグル山域では、スパイス作物(例えば、バニラやカルダモンなど)の産地形成に取り組みました。高値で取引されるスパイスは、貧困削減に役立ち、栽培に投入される労力や経費、資材が少なく、老齢者世帯など社会的弱者層でも容易に取り組めます。栽培の場である屋敷林や樹園地が増えれば、土壌侵食の抑制や水資源の保全ができ、いずれは、タンザニア版の里山景観となります。このアプローチの特徴は、日常の暮らしの営みを通じて、貧困削減と生態系保全が同時に実現できることです。現在、この取り組みをタンザニア島嶼部・ザンジバルや奄美大島での地域活性化に展開しつつあります。

    ウルグル山域 ウルグル山域
半円

地域の要請に応える
社会貢献・地域連携

OPEN

教育・研究の両面で進む社会実践型連携

㈲類農園(奈良県宇陀市)、㈲かみなか農楽舎(福井県若狭町)と、稲作実習やインターンシップ学生の受け入れ、教育・研究での連携などを目的とした包括協定を締結。JA北河内(枚方市)とも、産業振興や食に関する事業展開などに関する人材の育成や交流を目的とした協定を締結し、連携を図っています。

近畿農政局による特別講義を実施

昨年6月25日、食農ビジネス学科1年次の必修科目である「基礎ゼミナール」で、近畿農政局次長の遠藤順也氏を迎え、特別講義を開催しました。遠藤氏から「我が国農業の課題と近畿農業の状況」をテーマに、近畿農業の概要、日本農業の全体像や取り組み、農林水産物・食品の輸出拡大の取り組み、スマート農業、和食の普及と関西の食文化などについて幅広く紹介がありました。近畿地方の事例を取り上げるなど、学生が理解しやすい内容で、1年生にとっては、日本の農業、そしてより身近な近畿農業について知識を得る貴重な講義となりました。

近畿農政局による特別講義を実施

JA北河内主催
「枚方市農業まつり」に出展

昨年12月4日、枚方市農業まつりに出展。2年目となる今回は、地元農家の方々が新鮮野菜を販売される中、購入者先着500人に、本学部コーナーですももサイダーまたは附属農場で採れた野菜を提供しました。

JA北河内主催「枚方市農業まつり」に出展

Vリーグ公式戦会場で
すももサイダーと野菜を販売

1月15日、枚方市を本拠地とするバレーボールVリーグ団体、パナソニックパンサーズの公式戦会場(パナソニックアリーナ・枚方市)で、すももサイダーと附属農場で採れた野菜を販売し、本学のPRを行いました。枚方市とパンサーズ後援会の協力、本学部協賛の下、枚方市民500人を招待して開催されたもので、盛況のイベントとなりました。

枚方市と新たな協定締結

昨年3月25日、枚方市と農業振興や食に関する事業の実施し、人材の育成や交流に関する事項を追加した、新たな包括連携協定を締結しました。さらなる官学連携の強化と、農業をはじめとした地域社会の活性化に取り組んでいます。

高大連携プログラム

周辺地域の高等学校との連携の下、共に人材育成に取り組む「高大連携プログラム」を積極的に展開。高校生が大学の教育研究に触れ農学に興味を持つ機会として、出張講義をはじめ本学キャンパス内での講義や実習などを実施し、大学への学びの移行を促進しています。

枚方高校でSDGs出張講義

昨年11月11日、農学部の教員8人が枚方高校1年生280人を対象に、「農学とSDGsの関わり」について出張講義を行いました。主な講義テーマは、①私たちの命を支える植物の話、②SDGsと植物バイオテクノロジー、③地球にやさしい調理の秘密、④農と食をむすぶ食品流通の役割。SDGsに関する知識や気付きを得て、関心を高めるきっかけを提供することができました。

枚方高校でSDGs出張講義

京都府私立中学高等学校理科研究会(教員対象)研修会を実施

昨年11月27日、中学・高校教員約20人を対象に、石川幸男教授(農業生産学科)が昆虫の生理生態をテーマに講義、加藤裕介講師(応用生物科学科)らがトランスジェニック植物の作成・検出に関する実験・実習を行いました。最新の知見の下、最先端の分析機器を使用するなど専門性の高い研修会となりました。

その他の高大連携の取り組み

・ 枚方高校 生物飼育部が実習(観察)を体験(増田太郎准教授ほか:応用生物科学科)
・ 京都女子中学校の生徒にSDGs講義を実施(谷口葉子准教授:食農ビジネス学科)
・ 交野高校生徒対象 高大連携協定プログラムで実験・実習体験を実施
・ 丹後緑風高校(京都府京丹後市)アグリサイエンス科1・2年生を対象に見学会を実施
・ 大阪府農業系高校教員対象の農学部見学会(大阪府農業教育研究会)を実施

JA北河内主催「枚方市農業まつり」に出展
附属農場で採れた野菜を学内でも販売

昨年12月から、枚方キャンパス8号館(農学部棟)内のコンビニエンスストア(運営:㈱常翔ウェルフェア)にて附属農場で収穫した野菜を販売しています。主に火曜日・金曜日に、採れたて新鮮野菜を提供。これまでにサツマイモ、ダイコン、カブ、ホウレンソウ、サトイモ、チンゲンサイ、ハクサイ、ニンジン、トマトなどが店頭に並び、即日完売の好評をいただいています。

野菜イラスト

保護者対象の教育懇談会

保護者対象の教育懇談会を毎年開催。昨年11月6日実施の秋期教育懇談会では、農学部の保護者33組(48人)の参加がありました。担任教員に学修状況や就職、資格、奨学金、学生生活などについて熱心に相談があり、心配が解消された様子などがアンケートから伺えました。懇談後、学内施設を見学されるなど学修環境にも満足いただけました。

教育の質を上げるFD/SD

昨年11月29日、農学部教職員対象のFD(FacultyDevelopment)・SD(Staff Development)講演会を開催。本学学生相談室の職員が講師となり、コロナ禍において、学業や学生生活で困っている学生の現状やアンケート結果に基づく分析と、教員がどのようにケア対応していくかについて、事例を踏まえた説明があり、研修に取り組みました。

半円

2021年度後期の授業の様子を紹介
教育TOPICS

OPEN

  • 稲作体験実習を実施

    農学基礎演習/全学科1年次必修

    昨年10月9日、10日、16日、17日の4日間、㈲類農園三重農場(三重県度会町)、㈲かみなか農楽舎(福井県若狭町)で稲作体験を実施。手作業での稲刈り・はさ掛けと、農機操作を体験しました。実習後、現地農業生産法人の講師から地域の歴史的背景や作物栽培の意義などの講話を聴き、質疑・応答を活発に行いました。

    類農園三重農場
    類農園三重農場
    かみなか農楽舎
    かみなか農楽舎
  • 1年を通じた農場実習が終了

    農業生産学実習Ⅰ・Ⅱ(農場実習)
    /農業生産学科2年次必修

    農場実習で、1年を通じて毎週作物の栽培および生育管理を学修しました。作物は、ナス、トウガラシ、キュウリ、ミニトマト、ジャガイモ、タマネギ、サトイモ、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウ、チンゲンサイ、ミズナ、コマツナ、パンジー、ストック、ブドウなどの野菜、花卉、果樹の多品種に及びます。播種から、育苗、耕耘、施肥、定植、灌水、生育期間中の種々管理(除草、防除、摘心、誘引、ホルモン処理、剪定等)、収穫、調整までの作業全般を行い、農作物の栽培管理に関する基礎的な知識と技術を修得しました。

    類農園三重農場
    トウガラシの収穫
    かみなか農楽舎
    ダイコンの品評会
  • レシピコンテストを開催

    基礎ゼミナール/食品栄養学科1年次必修

    昨年9月9日、枚方キャンパス調理実習室で、「摂大生に食べてほしいメニューコンテスト2021」決勝戦を行いました。大学の食堂を運営する㈱常翔ウェルフェアの協力の下実施されたもので、学生が16チームに分かれてメニューを考案。事前にポスターにまとめ、人気投票を行い、上位3チーム10人が決勝戦当日、選ばれた自慢のメニューを作りました。審査の結果、優勝はチーム・ナンに決定。11月、実際にレストラン「結」で食堂メニューとして販売されました。

    類農園三重農場
    決勝戦での学生調理
    かみなか農楽舎
    優勝したメニュー
    「眠気に負けない3種のナンカレー」
  • 「命に向き合う」ポスター展示と
    発表会を実施

    生命倫理/全学科1年次必修

    昨年12月21日、最終成果発表の場としてチームごとのポスター展示と発表会を実施。授業では、「産業に供される生き物」の「命」にどのように向き合うかについて学んできました。当日は71班に分かれ、「動物の命・ヒト以外の生き物の命」をテーマに、 ペット産業や動物園のアニマルウェルフェア、フォアグラの生産など、学生らがそれぞれの問題意識でテーマを設定。産業構造や諸外国の状況などについてポスターにまとめ発表し、質問に答えました。「命の産業」の現実を正しく理解したうえで、「命の重み」に真摯に向き合う姿勢が見られました。

  • 農福連携施設を視察

    基礎演習Ⅲ/食農ビジネス学科2年次必修

    昨年10月7日、9日、14日、16日の各日に分かれて、社会福祉法人さんさん山城(京都府京田辺市)の視察を行いました。近年、農業分野と福祉分野の連携事業が進められており、さんさん山城では、現在 34 人の利用者が農業、加工、カフェ運営をされています。学生たちは、万願寺唐辛子の収穫・調整作業、濃茶大福づくりを体験。地域から支援されるのではなく、地域に貢献する取り組みから、多くのことを学んだ学外研修となりました。

  • 学生らが応用生物科学科紹介
    パンフレットを制作

    応用生物科学科の2年生有志が中心となり、研究室、授業概要、大学生活~1日の過ごし方、受験生へのメッセージなどを盛り込んだ学科紹介パンフレットを制作。オープンキャンパス来場者や受験生、高校教員、企業などに配付しています。今後も学生有志による広報チームとして、活動を続けていく予定です。

    かみなか農楽舎
    8ページにわたって紹介

大学院「農学研究科」の設置を構想中(2024年4月設置予定)

本学では、農業生産学科、応用生物科学科、食品栄養学科、食農ビジネス学科で構成する農学部を基礎として、より深い専門性を養うとともに、食と農を巡る多様なステークホルダーと連携・協働できる実践力を持った高度専門職業人や研究者を養成するため、新たに大学院農学研究科を設置するべく準備を進めています。
農学の高度専門性を深め、食と農に関わる専門職業人として社会で活躍する人材育成を進めていきます。選考方法や学費、経済的支援制度など、詳細は決まり次第本学ホームページなどでお知らせします。

設置概要