研究室概要

本学農学部は、63人の専任教員で構成しています。
農業生産学科および応用生物科学科は講座制(1研究室に複数の教授・准教授・講師が在籍)で各6研究室、
食品栄養学科は16研究室、食農ビジネス学科は12研究室、合わせて40研究室体制で農学のさまざまな課題解決に取り組んでいきます。

SDGsとは

SDGsとは、2030年までに、持続可能な未来社会の実現をめざす17の目標です。
摂南大学「農学部」は、農学を通して、より良い未来を拓く人材育成と研究・開発、社会実践に取り組みます。
農学部所属の各教員が取り組む、SDGsに関係する研究内容を紹介します。

農業生産学科

植物遺伝育種科学研究室

奥本 裕 教授、牛島 智一 講師

植物は環境ストレスにさらされても、動物のように逃げ出すことはできません。その代わりに植物は進化の過程で環境情報を感知して適応する能力を獲得してきました。この能力を解明して、変動する地球環境の中でも安心して栽培できる品種の開発を目指します。

#ストレス適応のメカニズム

#地球環境vs植物

作物科学研究室

川崎 通夫 教授

農作物は、私たちの食べ物や多くの生活資材に利用される重要な植物群です。農作物における生理・生態・形態の特徴や栽培環境に対する反応の仕組みを解明し、農作物の生産性向上や環境にも配慮した生産方法を開発することで、人類の食や生活に貢献することを目指します。

#食用だけじゃない農作物

#人と農作物の明日をつくる

園芸科学研究室

寺林 敏 教授、北村 祐人 講師

野菜、果樹および花卉などの園芸作物の生育や収穫物の品質に対する栽培環境の影響を明らかにし、高収量・高品質を目指した持続可能で生産効率の高い栽培技術を開発すると同時に、新たな地域資源となる果樹の品種開発などを行うための教育・研究を行います。

#サスティナブルな栽培方法

#施設育ちのおいしい新品種

植物病理学研究室

久保 康之 教授、飯田 祐一郎 講師

病気を引き起こす有害な微生物(病原菌)がどのように植物に感染するのか、また有益な微生物がどのように植物を保護するのか、について微生物と植物の間で起こる相互作用の分子メカニズムを解析し、植物保護の新たな技術開発に貢献することを目指します。

#病原菌とたたかう

#敵か味方か微生物

応用昆虫学研究室

石川 幸男 教授、藤井 毅 講師

昆虫は、匂い、味、音、時間など外界の情報を巧みに読み取り、環境の変化に適応することで約5億年に及ぶ生存競争を勝ち抜いてきました。応用昆虫学研究室では、昆虫の持つ不思議な能力を分子レベルで解き明かし、ヒト社会への応用を目指します。

#昆虫たちの生存競争

#ムシの不思議なチカラ

生産生態基盤学研究室

山川 武夫 教授、佐野 修司 准教授

農業生産の基盤である土壌は、作物の栽培管理の仕方によっては肥沃な土壌にも問題土壌にもなります。その変化は見た目ではわかりにくいので、土壌の物理性や化学性、および微生物叢を簡便に評価する方法を確立し、肥沃な土壌の特性と管理法についての研究を進めていきます。

#成長のフィールド

#良い土か悪い土かは管理次第

応用生物科学科

植物分子生理学研究室

椎名 隆 教授、加藤 裕介 講師

植物の生理機能を分子・細胞レベルで理解し、農業生産性を高める研究に取り組んでいます。植物が持つ葉緑体は光合成に限らず、有用物質生産やストレス応答でも大事な働きをしています。これらの研究を中心に、農産物のストレス抵抗性や収量・品質の向上を目指します。

#植物と光のいい関係

#葉緑体の可能性に挑む

ゲノム生物学研究室

小保方 潤一 教授、松尾 充啓 講師

植物や光合成生物のゲノムが、どのような原理に従って構築され、変動するのかを研究しています。特に、生物種やゲノムの壁を越えた遺伝子の水平転移と、その影響について研究を進めており、環境保全を考慮した新しい遺伝子操作技術の開発につながります。

#ゲノムを読み解く

#遺伝子操作技術

応用微生物学研究室

和田 大 教授、加藤 直樹 准教授

私たちの「食」や「農」と「微生物」との間の密接な関係、それを理解し活用する学問が「応用微生物学」です。微生物が作る有用物質(アミノ酸や生物活性物質)に着目し、新規物質探索や、生産メカニズム解明、生産性向上を目指した研究を行います。

#有用物質の生産メカニズム

#微生物のチカラ

植物環境微生物学研究室

海道 真典 准教授、田中 茂幸 講師

自然環境においてカビやウイルス等の微生物類には、植物に寄生し病原体となるものや、共生関係を成立させ植物の生育を助けるものがいます。植物環境微生物学研究室では、微生物類と植物間の寄生・共生の相互作用メカニズムの解明を通じ、植物育成の制御技術の確立を目指します。

#ウイルスやカビの謎に迫る

#増殖・感染の仕組み

動物機能科学研究室

井上 亮 教授、芳本 玲 講師

腸は、食物を消化・吸収するためだけの臓器ではなく、免疫や脳機能の調節にも重要な役割を担っています。動物機能科学研究室では、腸内細菌や腸管免疫など色々な角度から腸の機能を研究し、腸の研究を通してヒトや動物の健康をサポートすることを目指します。

#知られざる腸のパワー

#アレルギーや精神病にも

海洋生物学研究室

豊原 治彦 教授、増田 太郎 准教授

海洋は今世紀に至っても人類にとって未知のフロンティアで、知られざる力を秘めた数多くの生命と物質が存在します。海洋生物学研究室では、水圏に生息する生物に備わった不思議な力を見いだし、その成り立ちのメカニズムを分子レベルで科学的に解明する研究を進めます。

#水の生き物の不思議な力

#遺伝子、タンパク質、ミネラルと物質

食品栄養学科

公衆衛生学研究室

小川 俊夫 教授

国内外の研究機関と連携し、医療ビッグデータを活用して、がんや生活習慣病等の健康課題や健康づくりに関した研究を行い、健康の維持増進に貢献します。

#医療ビッグデータを活用

#健康面の課題に向き合う

臨床医学研究室

坂根 貞樹 教授

食品栄養学と内分泌代謝学(ホルモン)との接点に着目した研究で、生活習慣病の予防、高齢者やがん患者の栄養管理への展開を目指します。

#栄養とホルモンに注目

#がん・生活習慣病とたたかう

運動生理学研究室

藤林 真美 教授

メインテーマは「栄養や骨格筋機能向上による健康増進の探求」です。栄養素や筋肉の働きがアスリートや加齢、メンタルヘルスへ及ぼす影響について研究しています。

#がんばれ!女性アスリート

#食事やアプリで健康支援

調理学研究室

安藤 真美 教授

「健康調理学」の視点から、さまざまな調理操作による食材の栄養成分、嗜好性、生理機能の変化について研究を進め、人々のQOL向上を目指します。

#料理で暮らしの質をアップ

#冷凍食品の新時代へ

食品学研究室

水間 智哉 教授

コメの加工特性を複眼的に取り上げ、新規食品および食用外利用につながるあらたなシーズを探索します。

#米から新たな食品をつくる

#食品製造のプロセスを追え

食品加工学研究室

吉井 英文 教授

機能性食品粉末を作製するための乳化と粉末化手法を中心に、食品加工の基礎研究に取り組みます。

#パウダーが変える食の未来

#食品企業との連携

食品衛生学研究室

平原 嘉親 准教授

食品中に含まれるさまざまな有害な化学物質を分析・評価し、食品の安全性を守ることによってヒトの健康に役立つ研究を行います。

#有害物質を見逃すな

#食の安全を見守る学問の目

基礎栄養学研究室

岸本 良美 准教授

食品に含まれる栄養素や機能性成分(ポリフェノールなど)がどのように人の健康保持・増進、疾病予防に役立つのかを研究します。

#食品の栄養素が持つ力を学ぶ

#ポリフェノールに注目

応用栄養学研究室

山田 徳広 教授

ヒトはライフステージ(年代)やライフスタイルによって味覚や栄養必要量が異なります。応用栄養学研究室では、ライフステージやライフスタイルにあった加工食品を研究・開発し、その利用方法を提案します。

#一人ひとりに合う食とは?

#食品を最後まで大切に

栄養教育学研究室

森 美奈子 講師

人々が、健康のためにモチベーションを上げて行動変容できるようなマネジメントの手法を、社会環境づくりの視点から研究します。

#次世代の管理栄養士のために

#はじめよう食のマネジメント

栄養教育研究室

今城 安喜子 講師

地域住民の健康の保持・増進に向けて、子どもから高齢の方々まで、ニーズに合った食育活動や地場産物を活かした食品の研究開発を行います。

#すべての世代を健康に

#食育活動や食品の開発まで

栄養薬理学研究室

喜多 大三 教授

栄養薬理学研究室は、薬物療法並びに静脈経腸栄養法に使用される各種医薬品、栄養剤の適正使用、食と薬物との相互作用について研究します。

#食と薬の相互作用を学ぶ

#チーム医療と管理栄養士

臨床栄養学第1研究室

百木 和 准教授

各団体や施設、自治体と協力しながら高齢者の栄養状態の評価を行い、高齢者が地域で元気に暮らすための介護予防の取り組みを行います。

#高齢者の健康寿命を支える

#自治体で介護予防

臨床栄養学第2研究室

畦西 克己 准教授

施設および在宅での高齢者の咀嚼能力と運動能力、筋肉量、栄養摂取量などとの関連を評価し、健康の維持増進のために咀嚼能力を最大限に活用する食事と身体機能の関係について研究します。

#食べやすさと高栄養の両立

#噛む力で健康維持

公衆栄養学研究室

黒川 通典 教授

「誰もが健康で暮らせる社会のシステムを構築する」をテーマに、「日々の生活を見直す」ための調査や方法の研究を行います。

#地域診断で健康づくりプログラムの開発

#ICT活用社会

給食経営管理研究室

樽井 雅彦 教授

大量給食の衛生リスクコントロールの経済分析、新調理システム(インカートクックシステム)における工程管理・献立作成等の研究を行います。

#新調理システムを極める

#原価計算でコストをセーブ

食農ビジネス学科

農業経営学研究室

柳村 俊介 教授

急激に変貌する農業経営の仕組みと事業をとらえるとともに、農業経営を取り巻く市場や農村社会との相互作用を分析します。

#変わる農業

#課題は高齢化・廃業

食料・農業政策学研究室

吉井 邦恒 教授

農業や食料は気候風土に根差しています。日本と諸外国の農業政策を比較分析し、安定的な食料供給のために必要な政策を考えます。

#気候や風土の影響

#流通のリアルな声に学ぶ

農業経済学研究室

成 耆政 教授

産業としての農業問題だけではなく、環境問題、第4次産業革命、ソーラーシェアリングなどについて、経済学的アプローチに基づき幅広く研究します。

#農業×経済のコラボ

#アグリビジネス最前線

地域マネジメント研究室

浦出 俊和 准教授

農村地域の活性化に資する地域資源とは何かを探究し、その適正な利用・管理のあり方と地域を活性化する持続可能な取り組みについて考えます。

#カギはニュー・ツーリズム

#食と農による地域づくり

食料・農業市場研究室

小野 雅之 教授

私たちの生活に必要な食料・農産物の市場と、農業・農業経営をめぐるさまざまな市場を対象に、その動向と現状、特徴を分析し、今後のあり方を考えます。

#食と農のマーケットを広げる

#農業で社会を豊かに

食品産業研究室

濱田 英嗣 教授

農水産物を取り扱う流通業、加工業、製造業が時流に沿って技術革新やマネジメントをどう展開するかについて研究します。

#流通・加工・製造業の最先端へ

#食品産業のこれから

農水産物・食品マーケティング研究室

副島 久実 准教授

農水産物や食品関連産業ではどのようなマーケティングが行われているのか。どのような工夫や特徴があるのか。何が求められるのか。具体的な実態を理論と結び付けていきます。

#変わりゆく日本と農業

#マーケティングで食農の実態に迫る

食品流通研究室

戴 容秦思 講師

経済のグローバル化が進む中で、農畜産物や食品の生産と消費を取り結ぶ流通の実態と課題を解明し、持続可能なフードチェーン構築に向けての実証研究を行います。

#ファームからテーブルまで

#食の安定供給をめざす

食農共生研究室

北川 太一 教授

食(消費者、都市)と農(生産者、農村)が結びつく社会の実現を目指して、さまざまな協同組織や交流ビジネスが果たす役割について考えます。

#食と農の交流ビジネス

#都市と農村をつなぐ

環境農学研究室

田中 樹 教授

国内外の地域資源を発掘し、人々の知恵と経験に学び、地域活性化や生態系保全に資する技術や生業(なりわい)を創発する実践的な研究を行います。

#農業で地域社会に貢献

#人間活動と生態系保全の両立

食農教育研究室

中塚 華奈 准教授

食農教育のあり方が都市と農村の地域活性化や食文化等にもたらす影響を調査し、より良いプログラム開発に向けて研究を行います。

#次世代の子どもを育てる食農教育

#食の多様な役割を伝える

持続型フードシステム研究室

谷口 葉子 准教授

自然環境の保全や、さまざまな社会的課題の解決を目指す、持続可能なフードシステムを取り巻く制度・流通・消費について研究します。

#持続型フードシステムが世界を変える

#オーガニック食品を題材に